ぷにぷにな女

 

「やっぱり温泉はいいなぁ〜」

ほげ〜っとした間抜けヅラをして広い風呂にゆったりとつかっているのはここ『ひなた荘』の一応の管理人、浦島景太郎だった。

「こうして風呂につかってると東大なんてどうでもよく感じるよ…」

「は〜…でもそれじゃ約束はたせませんね〜」

「いやいや、約束は約束でちゃんと守りますよ、むつみさん…ってむつみさん!?」

独り言に返事があったのに驚いてけーたろが声のしたほうを向くと…そこにはバスタオルだけでけいたろうと同じように温泉につかっている乙姫むつみの姿があった。

「ど〜も〜♪」

「ど、ど、ど、どうして…」

自称アクシデントで女のコの裸は見慣れている景太郎だが…やはり予想もしないところに半裸の美女(ちょっとボーっとしているが…)が現れたらそれは驚くことだろう。

「いやあ、もうずいぶん前からここにはいったんですが…知らないうちに気を失ってしまっていまして♪」

「そ、そんなのんきに構えている場合では…」

「実家の沖縄でもよくお風呂で寝ていたんです。大丈夫だと思いますよ」

にこにこしながら言うむつみにこの人は天然だな…といつもながらに思う景太郎だった。

(ってなごんでる場合じゃない!こんなところ成瀬川とか素子ちゃんに見つかったらなに言われるか…!)

言われるだけならまだしも、鉄拳パンチが飛んで来たり、斬岩剣が飛んで来たりするのだから始末におえない。

「お、俺いつものパターンにならないうちにあがりますね…!」

景太郎は慌てて浴槽から出ようとするが…

「あ、待ってください」

とすさましい握力で景太郎は手首をつかまれ、バランスを崩し図らずも潜水をする羽目におちいった。

「おぶぶぶぶぶ!むつみさん、なにするんですか!?」

なんとか浴槽から這い出た景太郎はそう抗議したが、天然ボケのむつみはまったく意に介さない。

いつものように景太郎の両頬を手で挟んで…。

 

ちゅっ♪

 

「む…むつみさん…」

「あらいけない、私ったら抜け駆けなしって成瀬川さんと約束してていつもキスしてしまいますね…」

ほわわ〜んとしたいつもの微笑を浮かべるむつみ。

「ああ、そうだ。きっと最後までしないから精神的に満足しないんですよ♪」

「は…?さ、最後までって…?」

「いやだわ、浦島君たら…女の子に最後まで言わせるつもりなんですか?」

普段のおっとり具合はどこにやら、むつみは景太郎の唯一身につけていた腰に巻いたタオルと取り払うと…。

むつみの半裸を見て半立ち状態のペニスを小さいくちびるにあむっと含んだ。

「え、あ、いや、ちょっと…!?」

「…むぐむぐ…ほんほんかはくなってきまふよ…(むぐむぐ…どんどん固くなってきますよ…)」

ちゅうちゅうと吸い上げたり、ぺろぺろと筋を舐めたり…。

「ち、ちょっとむつみさん、マジでまずいって…!」

いったんむつみは景太郎のいきり立ったものからくちびるを離す。小さなくちびるから景太郎の先走り汁が糸を引いた。

「あら、でもエッチな本とかだと男の人ってこうすれば喜ぶって書いてありますよ?」

「い、いやそりゃうれしくないわけじゃないんですけど…」

「それならいいじゃないですか♪」

またまたむつみは景太郎へのフェラを再開する。

 

ちゅぱっ…ちゅぱ…ちゅっ…ちゅっ…

 

独特に跳ね上がっている髪が、むつみが口を動かすたびに景太郎の下腹をくすぐる。

「うあ…気持ちいい…」

20年間生きてる年数まるまま彼女のいなかった景太郎に女性経験なんかあるわけがない。まだしゃぶられてまもないのに、景太郎は激しい射精感と戦わねばならなかった。

「ほのままおふちにだひてひひでふからね…(このままお口に出していいですからね)」

「え…むつみさんなんて…?うっ…!」

返事を聞く間なんてなかった。

むつみの口から離すまもなく、景太郎はその温かい口の中で果ててしまった。

「ふあ…いっはいれましたね〜(ふあ…いっぱい出ましたね〜)」

「すみません…ここのところ勉強詰で出してなかったから…」

景太郎はまずむつみに謝った。

「む…むつみさん早くシャワーで口の中洗ってきてくださいよ」

しかしむつみは…ふるふると首を振ると、なんと精液を飲み干してしまった!

「む…むつみさん、汚いですよ…!」

「え…でもエッチな本とかだと男の人って自分の出した精液のみ干されると感動するって書いてありましたよ?」

感動するも何も、景太郎には女性経験がないのだから何もかも驚き通しだ。

「それに…浦島君のだったら汚くありませんよ。苦かったけど…ちょっと、おいしかったかもしれません♪」

再び景太郎のモノにくちつけると、残っていた精液をむつみはちゅうちゅうと吸い出した。

「次は、浦島君の番ですよ」

むつみはバスタオルを脱ぎ捨てると…景太郎の手を90センチのバストに導く。

(や…柔らかい…もう我慢できるか〜!)

景太郎はすぐさまその豊満な胸をむにゅむにゅと揉みしだき始めた。

「あんっ!せっかちですわ、浦島君♪」

それでもむつみはいやな気分ではないようだ。いつものほわわんとした笑みを浮かべて景太郎の行為を受け入れる。

景太郎は今度は自分からむつみのくちびるを奪いに行く。

「はあ…はあ…は、はじめて浦島君から私にキスしてくれましたね…」

「う…そういわれれば…」

何度かむつみとはキスしたことがあるが、全部むつみからのキスだったはずだ。

激しく舌の絡まる、濃厚なキス。

もちろん、胸を揉みしだくのも忘れない…。

「ふあっ!そこは弱いんですぅ…」

何気なくつまんだピンクの乳首はむつみの性感帯だったようだ。

(ううっ…やっぱり可愛いよな〜むつみさん…)

成瀬川とむつみさん…本気でどっちか選ぶときになったときはきっと…。

しかし、景太郎はその考えを横にやる。

今は精一杯むつみさんを愛そう。

「あ…あの、浦島君、アソコも触ってくれたらうれしいんですけど…」

上気した瞳で、むつみは景太郎のエッチなお願いをする。

「え…アソコって…?」

「もうっ!恥ずかしいこと言わせないでくださいよ♪」

さすがに恥ずかしいのか、むつみは言葉にださす、触って欲しいところを指差す。

「あ…わかりました」

景太郎は遊んでいた(胸の触っていない)左手でむつみの敏感なところを責め立てる。

 

くちゅ、くちゅ、ぬちゅ、くちゅ…

 

「あんっ!じ…自分でするより何倍も気持ちいいですぅ…!う…浦島君…、もっとして…はあん!」

うつろな瞳で懇願するむつみに景太郎もしばし見入ってしまう。

しかししっかり責めてやることもおろそかにはしない。

(うわ…女の人って興奮すると濡れるってほんとなんだな…)

景太郎が最初に触ったときからしっとりとは濡れていたが、責めはじめるとそれは洪水のように溢れ出し、景太郎の左手はもう愛汁まみれだ。

(確かここに俺の・・・をいれるんだよな…)

景太郎のモノも、一回出したにかかわらずもう準備万端といった感じで反り上がっている。

「む、むつみさん。そろそろいれたいんですが…」

いったん責めを中断してむつみに許可を取ることにした。

「え…そうですねぇ。あ、でも私初めてなので優しくしてくださいね…」

「!?…むつみさんはじめてなんですか?」

「はい。私ってそんなに遊んでいる女に見えますか…?」

なぜか瞳をうるうるさせて景太郎に問うむつみ。

「いや、むつみさん可愛いから…てっきり経験があるものかと。さっきも大胆だったし…」

「いやですよ、エッチな本に書いてあった通りにしただけですわ」

じゃあ…お願いします…と恥ずかしげにむつみは景太郎に身を任せる。

(っていっても俺も初めてだから要領がつかめないんだよな…)

とりあえず景太郎は自分のものをむつみのびしょびしょの部分にあてがった。

なにも考えずにそのままずぶずぶと進入させる。

「ひあっ!痛い…痛いですぅ…!浦島君、抜いて、抜いて…!」

処女膜の破れる激痛にむつみは悲鳴を上げる。

しかし、景太郎はそれを無視した。普段の景太郎なら慌てて抜いていただろうが…むつみに入れた瞬間、景太郎の中で何かが変わった。

「ちょっと我慢して!気持ちよくなるはずだから…!」

童貞の景太郎がそう言えたのは、オスのどこかの本能からだったのだろうか。

景太郎がゆっくり腰を動かすたび、むつみから流れ出る血液と愛液が温泉の床に飛び散る。

最初は血液のほうの割合が多かったが…出血が徐々に収まってくると…。

「あ…あんっ!なんか気持ちいいというか、痛いのがましになってきました…!ああん!」

広い温泉にむつみの歓喜の声がこだまする。

「お…俺も気持ちいいですよ、むつみさん!むつみさんの中、暖かくて最高に気持ちいい…!」

景太郎の腰を動かすスピードが速くなる。むつみも、心なしか腰を動かしているように見える。

 

ぶじゅっ!ぐぷっ!ぐぷっ!ぶちゅっ!ごぷっ!

 

性器がこすれる卑猥な音が温泉に響き渡る。

腰が動くたび、ぴょんと跳ねたむつみの髪の毛がふるふると揺れてかわいらしい感じがした。

「あんっ!は、初恋の人とエッチしてるなんて…私って幸せものですね…あんっ!は…ふわぁ…あんっ!あん!」

むつみのけなげな言葉に胸を打たれた思いのする景太郎。手を胸に持っていき、優しくそれを揉みしだく。

(むつみさんってほんとにぷにぷにしてて可愛いなあ…)

思わず景太郎はむつみの年の割に童顔(景太郎も人のこといえた顔立ちではないが…)に見入ってしまう。

「ああっ!そんなにきつく揉まれると…あんっ!」

景太郎はそんなにきつく揉んでいないのだが、興奮しているむつみは感覚が普段より敏感になっているのだろう。

「う、浦島君、わ、私ヘンな感覚になってきましたぁ…!これってイクって…あんっ!ことなんでしょうか……ああああん!」

「お、俺も出そうです…むつみさん一緒にイキましょうよ…うっ!」

「ああっ!わ…私ヘンになっちゃいますぅぅぅ!」

むつみがびくん!と震えると同時に景太郎はむつみの中で爆発してしまった。

「はあ…はあ…けーくん…好きぃ…」

果てたむつみはにっこり笑うとそのまま気を失ってしまった。

「あっ、むつみさん…!」

 

むつみが気がつくと、温かい湯船の中で景太郎に抱かれていた。

むつみの体にはバスタオルが巻かれてあった。

「あ、むつみさん気づきました?」

「ん…浦島君が介抱してくれたのですね…」

むつみはゆっくり体を起こすと…また景太郎の頬を両手に挟んで…。

 

ちゅっ♪

 

「むつみさん…」

「浦島君、最後私の中で出しちゃったでしょう?」

「え…あ…でもお風呂ですると妊娠しないって言いますよね…?」

「どうでしょう?でも、万一のときは責任…取ってくださいね♪」

「えっ…でも…う〜ん…」

景太郎が困った顔で悩んでいると…。

「…何の責任ですって〜!!!!?あんた達、こんなところで何やってるのよ!?」

「成瀬川!?」

「なるさん??」

タイミングがいいときに現れたのか、悪いときに現れたのか…。なるはコブシを作り、大きく振りかぶると…。

「問答無用!いつものっ!」

「ぷろあっ!」

景太郎はいつものようになるパンチで吹き飛んでいきました。

 

 

(終)

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