屋上での陵辱〜八重花桜梨〜
「なあ…ほんとに屋上にそんないい女がいるのかよ…?」
制服を着た3人組の男の一人が、仲間の一人に疑問の声をぶつけた。
「間違いねーって。一人で下みてボケーっとしてやがったんだからよ」
「たしか、屋上って立ち入り禁止だったよな〜」
カメラを持った3人組の一人が、二人におどけた感じで尋ねる。
「わかってねーな。立ち入り禁止だからこういう計画が立てられたんだろ?」
「まあ、そうだが」
「おっ、ここの穴から屋上に出れるんだな…」
一人の男が、4階の踊り場でブルーシートで隠してある人一人がかろうじて通れるぐらいの穴を見つけた。
「そうそう。この時間は絶対にいるはずだぜ。とある筋の情報だ。間違いないはず…」
リーダー風の男を先頭に3人はその穴をくぐり、屋上へと抜けていった。
風が気持ちいい…。
屋上を吹きぬける晩春の風を、少女は素直にそう感じた。
美しい少女だ。
憂いを帯びた、二重の切れ長の瞳。
肩まで伸ばしたセミロングの髪。
薄く、紅をひいたかのようなくちびる。
長身だからこそ目立つ、豊かなバストとウエストのくびれ、ヒップの張り。
制服の上からでも分かるあたり、少女のプロポーションは群を抜いている。
飾りたてれば、どのような社交界でも通用する…そんな雰囲気の美少女だ。
しかし、少女の美しさをもっとも引きたてるのは、おそらく自然のままの姿だろう……。
帰ろう…。
一緒に帰る相手もいない。
構わない。
どうせ、私は一人だから…。
少女はカバンを手にとり、立ち入り禁止のここにくるためにつかった穴に向かって歩き出そうとする。
そんなときだった。
「わあっと!」
「!!」
穴の前で、いきなり人と鉢合わせてしまった。
昼休みなどにここにくると、よくそういう事があるが…放課後、ここに人がきたことは入学当初からここに通っている少女にして、はじめてのことだった。
「…よう」
出てきたのは、男だった。
いやらしい笑みを浮かべて、少女の顔を舐めるようにして見据えている。
あとから二人、よく似た表情を浮かべて、男がわらわらと出てきた。
「…何か用?用がなかったら私、帰るから…」
冷たい視線と口調で、少女は出てきた男たちに問い詰める。
そんな少女を無視して、男たちは相談をはじめた。
「な、言ったろ?」
「ほんとだ…」
「これほどとは思わなかったぜ」
そんな相談をしている男たちに気味が悪くなったのか、少女は彼らを押しのけて校舎に戻ろうとする。
「おいおい、待ちなよ一年生ちゃん」
リーダー格の男が、少女の腕を引っ張った。
「…はなして!」
少女はそう言うが、彼は一向に彼女の腕をはなすつもりはないらしい。
「そうはいかないんだよ、俺たちは風紀委員でね。ここが立ち入り禁止って知ってるだろう?注意しにきたんだよ」
「そうそう、校則を守らない一年生にはそれなりの罰を与えないと、上級生とのしての示しがつかないんだよ」
少女は理不尽な思いもしたが、他の子も入っているじゃないなんて子供みたいな言い訳はするつもりもなかったし、校則違反を犯したのは事実だ。
「すみません。二度としないので…」
ぺこっと形だけ頭を下げて、少女は今度こそ去ろうとする。しかし、謝っても男は腕を放す気配はなかった。
「いいかげんにして!…教員に訴えるわよ?」
そう言う少女に男たちは嘲笑を浮かべるだけ。
「先公?はっ、いえるモンなら言ってみなよ。そんなので許されると思うのかよ…?」
男はぐっと、少女のからだを自分に近づけた。
「昔っから、女子高生へのオシオキは、体にって決まってるんだよ!」
もう一人の男も、少女の左側にやってきて取り押さえようとする。
「きゃあ!やめて…やめてよ!お願い!」
いまからレイプしようとしている女にそう言われて興奮する男こそいれ、やめる男はいないだろう。
暴れる少女をむしろ面白がるように制服のブラウスに手をかけようとする男たち。
「こいつ乳でけえなあ…」
ブラウスを脱がそうと胸元をまさぐっていた男の一人が、そんなことを言う。
「やめて!触らないで!!」
「それは認めるが…イテッ!!暴れるな、こいつ!」
少女は男二人に羽交い締めにされているわりに、健闘していた。手を振り回し、男たちを足蹴にしようと必死に努力している。
そんな様子を傍観していた一人がみて、あきれたようにこういった。
「お前ら、頭使えよ。縛っちまえばいいだろ」
「縛るって…志摩じゃあるまいし、縄なんか持ち歩いてねーよ」
その筋では有名なアダルト男優の名前を持ち出して、男は反論する。
「その女の服装みてみなよ」
「?……ああ、なるほど」
にやりと笑って男はようやく傍観していた男の意図に気付いたようだ。
「縛って欲しいからリボンじゃなくてこっちにしてるって訳か」
品のない一人の冗談に、男たちみんなが下卑た笑いを少女に向ける。
「首輪願望でもあるんじゃねーか」
「やめて!そんなわけないでしょ!」
暴れる少女の思惑に反し、ネクタイはあっさり少女の首からとれてしまった。
「どう縛ってやるかな〜…」
「そんなの、後ろ手に決まってるだろ」
「俺は前手のほうが萌えるんだが」
「俺も後ろ手かな〜縛ってるって感じがするよな」
「じゃあ多数決でそっちね」
「もう!いいかげんにして!!」
「お前は黙って罰を受け入れろっての」
少女の右側にいた男が、少女の白く細い腕をたくし上げる。
少女はこの細い腕からは想像できないほどの力をもっているようだ。
「この女、スポーツでもやってたのかな…?」
「!!」
一人の男のその言葉に、少女の顔が曇る。
「そんなのどーだってイイじゃん。…ちぃ、じっとしやがれってんだ!」
さすがの少女も、右腕と左腕に大の男が全力で組み伏せてくるのを、いつまでも抵抗していられるわけがなかった。
あっさり後ろ手に組まされると手早くネクタイで縛り上げられてしまう。
「やめて!ほどいて!!」
「苦労して縛ったのに、ほどくばかがいるかっての」
男はネクタイを取ったときにはだけたブラウスから手を突っ込み、少女の豊満な胸をもみしだく。
「あ…やめて!あん!!いたい!」
男はかなりの力で少女の乳房を絞り上げたようだ。
「うわ、こいつ縛られてレイプされてるのに乳首たってやがる。え〜…」
名前を呼んで罵倒してやろうと思ったが、そう言えばまだ少女の名前も知らない。
「ああ、八重って言うんだ。八重花桜梨ちゃん。八重桜の八重に、花と桜と梨。それでかおり」
さっきから傍観している男が、花桜梨の胸を揉んでいる男の疑問に答えた。
「詳しいな、お前」
「ああ、一年生に面白い男がいてな。女の情報を集めるのが趣味の坂城っていう女顔の男でな、あんまりかわいらしい顔してやがるから、思わずカマ掘っちまった。それからは俺のいいなりさ。いい女がいたら教えろって」
「お前ひでーことするなあ…っていうかそんな趣味もあったのかよ」
そういいながら男は花桜梨の乳首をきゅっとつまむ。
「あん!!」
するどい痛みとめくるめく快感が、乳首から花桜梨の体全体にすごい勢いで駆け巡る。
「こいつ、レイプで感じてるみたいだなあ…かわいくて射精できれば誰でもかわらねーよ」
ヒヒヒと、もう違う世界の住人の声を上げて、その男も陵辱に参加しようとする。
「あ、ずるいぞ。俺が一番に押(い)れようと思ってたのに」
さっき左手をたくし上げ、花桜梨のスカートを脱がそうと思っていた男がそう反論する。
「はいはい、ちゃんとレイプバージンは残しておきますよ」
そんなことを言って男は反論してきた男を押しのけると、シックな感じの花桜梨のパンティーをあっさり脱がしてしまう。
「い、いやあ!」
「俺、バージンしか興味ないし…この手の女はスマした顔して結構…遊んでるからな」
男はそう言って花桜梨のマシュマロを大きくしたような柔らかで弾力のあるお尻を持ち上げる。
「俺もレイプ暦長いけど…どんな美女だってこっちはたいていバージンなもんだぜ?」
「!!」
花桜梨のお尻に、不快な感覚が走った。
ほとんど本能的に、男の次の行動を悟る。
「ち、ちょっと…そんなところ……違う…」
「な?スマした顔してアナルセックス知ってやがる。いくぜ」
「あふ…あん!いやあ!やめて…やめて!なんでもするからそれだけは!!」
抵抗しようにも、後ろ手に縛られていて、前のほうはふにゅふにゅと胸を揉むついでとばかりにスカートに手を突っ込み、花桜梨の敏感なところを刺激している。
くちゅ…くちゅ…くちゃくちゃ…ねちょ…。
感じていてはいけない快感で、花桜梨の全身は力が入らない。
…レイプされてるのよね…私。
心のどこかで、冷めた声が聞こえたような気がした。
「いやよいやよもいいのうちってな〜」
その言葉で花桜梨は現実に引き戻された。
「ほんとに…!やめてぇ!!」
男は鼻歌交じりに自分の怒張した分身を、その何分の一かの大きさの穴にあてがう。
ずぶぶっ!!
「や…ひ、ひぎぃ…!!!」
経験したことのない痛みが、花桜梨の体全体を襲う。
…破瓜のときの痛みよりもある意味、残酷でひどい痛みだったかもしれない。
少なくとも、バージンを失ったときは愛のあるセックスだった。
しかし、今は…。
「ぎ…ぎぃ!いたいぃぃ!抜いて!抜いて!!」
「あはは、花桜梨ちゃんヌイて欲しいんだとよ、アナルで。変態だよな」
男はわざとおかしな方に花桜梨の言葉をとりあげつってみせる。
「あーあ…残念だな。綺麗で純情そうな顔してるから処女かなってすげー期待したのに」
最初に花桜梨を犯そうと思っていた男が、そう愚痴を漏らした。
「ばっかだなお前…くぅ…マジ締めつける…こんなイイ女を世の男がほっとくわけねえだろ」
腰を激しく花桜梨の尻に打ちつけ、後ろ手の花桜梨の腕を押さえつけながら、男は残念そうな仲間にそう諭した。
花桜梨の初めての男は、インテリくさい優等生だった。
イイ男ではあったが、優しさというものが欠如した(花桜梨がつきあうぐらいだから、優しい人間の芝居をするのはうまかったのだろう)人間で、花桜梨が部費どろぼうをかいかぶったとき、いっぺんもその噂を疑わず、『部費どろぼうなんかと付き合えるか、俺の前から消えろ』といいきった人間だ。
典型的ないい時つきあいの人間で、悪い噂はあっさり信じこむが、人のイイところや誉め言葉は素直に受け取らないタイプの人間だった。
「うぐぅ…あ…あは…あん…」
「ははは!こいつアナルで感じてやがる!やっぱり変態だ」
花桜梨の声は、徐々にではあるがたしかに、あまい吐息なようなものに替わってきている。
…敏感な乳首とアソコを、執拗なまでに弄られているだけが原因ではあるまい。
「間違いないぜ。アナルに入れてしばらくたってから、急に愛液の量が増えたからな」
胸とアソコを弄っている男が、そんなことを追随する。
花桜梨の秘部は…見ていて淫猥なほど、濡れそぼっていた。
スカートの中から、くちゅくちゅと卑猥な音が洩れてくる……。
「あんっ!ああん…あんっ!はあ…はあん!!ああぁ!」
ああ…私ってこんな女だったんだ……。
一方、花桜梨の心境もなにか不思議で不気味な感覚で支配されようとしている。
「うふぅ…あ…あん、あんあんっ!!ふわぁ…」
男の腰の動きに合わせて、花桜梨の口から甘い吐息のような喘ぎ声が漏れる・・・・・・。
私は、縛られてレイプされて、普通の人は入れないような穴を犯されて、感じているんだ…。
そう自虐すればするほど、花桜梨の体は敏感になる。
「あ…ひぃ!か、噛まないで…そんなところ…あんっ!!」
こりっ!と心地よい音を立てて、花桜梨の乳首に男の歯が刺さる。
昔から、自虐癖はあった。
なぜだかは、分からない。
ただ、自分を弄っていると、不思議に落ち着いた気分になれるのだ……。
一人エッチのときも…『淫乱ね、花桜梨。あなたは自分でこんなことしているのが快感なの?』と自分で自分をいじめていると…ゾクゾクとした快感が花桜梨を支配する。
「なあ、淫乱な花桜梨ちゃん」
最初に犯そうとしていた男が、花桜梨の美しい顔の近くでそう呟いた。
「あんっ!わ…私淫乱なんかじゃ…ああん…」
「説得力ね〜」
ツン、と固くなった乳首とびしょびしょのアソコを弄びまくってる男が嘲笑を向ける。
「縛られて、レイプされてて、しかも指マンとアナルで感じてる女のコを、淫乱っていわずになんていうんだよ」
アナルに自分の欲望をたたきつけている男は、花桜梨の尻をぺんぺんと平手で叩く。
「ああんっ!」
それだけで花桜梨は敏感に反応し、背中を反らせる。
目の色も、虚ろに近く、よがるメスの色をしている。
「って言うかこの女、もうイキそうなんじゃないか?」
胸とアソコを責めていた男はぴたりとその行動を止めてしまう。
「…あ…や…やめないで…」
快楽に酔っていた花桜梨は、ついに本音を暴露してしまった。
自分でも一瞬、何を言ったか分からなかった。
「ははっ!やっぱりレイプされて感じてたんじゃねーか!」
「うしろだけじゃ物足りないんだろ!?」
花桜梨のアナルを犯していた男も、腰を動かすのをやめてしまう。
花桜梨は気が狂いそうだった。
快楽と痛み、そしてマゾヒスト的な精神的な快感を途中で取り上げられ、はらぺこのメス犬が餌を目の前で取り上げられたのと同じ状態だったのかもしれない。
人間は普段、理性という鎖に縛られているだけに、ガタが外れたときの行動は畜生に劣るかもしれない。
そんなメス犬が起こす行動は…自暴自棄な、あと先を考えないその時だけよければよいという、究極的に自虐な行動…。
「どうして欲しいか言ってみろ、淫乱花桜梨!」
ピシッ!とうしろにいた男は花桜梨の尻を、パンッ!と前にいた男は乳房を張った。
「その………してください…」
「聞こえねーよ、花桜梨ちゃん」
大きな乳房をいじめまくっていた男が花桜梨のコリコリになった乳首をぎゅっと引っ張った。
それで、花桜梨の理性は残らず吹き飛んだ…。
「ああんっ!あたしの胸とオマンコ、お尻も口もおっぱいも、全部全部むちゃくちゃにして欲しいの!あなたたちのチンポで!!お願い!!」
良い薫りのするセミロングの髪を振り乱し、かわいらしい小さなくちびるで思いきり卑猥なことを口にする花桜梨。
「ははは!とうとう本性あらわしやがった。最初から素直になってればいいのによ」
一人は花桜梨の下に潜り込み、いきなりそのぐちゃぐちゃに濡れそぼったアソコに自分の分身をぶちこんだ。
ツプ。
ずぶぶぶぶ!
しかし、男は挿入するだけで、なにもしようとはしなかった。
「あんっ!じ…じらさないで、動かして!」
「自分が気持ちよくなろうって言うのに人の力を借りようっていうのが間違ってるぞ、花桜梨!自分で動けよ」
「ご、ごめんなさい…」
花桜梨は快楽で潤んだ瞳でそういうと、自分で腰を動かし始めた。
もともと入っていたアナルのほうにも、刺激が走る。
「ああん!2本あたしの中にはいってこすれてるぅ!!」
じゅぶ、じゅぶ!と花桜梨の性器が淫美な音を立てて男根をむさぼる。
「ケツのほうまで濡れて来やがった…こいつ真性淫乱だな」
愛液がさらなる潤滑油となって、アナルのほうも円滑に動かせるようになる。男はさらに腰の動きを花桜梨の腰の動きと合わせて早めることにする。
花桜梨の尻と男のものが当たるパンパン!という音と、下の男のモノと花桜梨の性器の奏でる音が、屋上に響き渡った。
「ああんっ!信じられない…!ふあ…気持ちいい…!!あん…あんっ!おっぱいも…乳首も責めて欲しいのぉ…!」
虚ろな瞳でそんなことを懇願する花桜梨だった…。
「俺パイずりしてもらおうと思ってたけど…この姿勢じゃ難しいよな」
いままで傍観していたもう一人の男が、かちゃかちゃとジッパーとベルトを外し始めた。
彼はカメラ係で、カメラで痴態を取って花桜梨を脅そうとおもっていたのだが…彼は女性経験がなく、いままで彼らの行動にあっけに取られ、行動できないでいたのだ。
思い出したように、快楽と恥辱で歪んだ花桜梨の美しい顔、男に揉まれるために生まれてきたようなバスト、そして二人の男をむさぼっている下半身を顔がはいるようにしてカメラに収めた。
「ああんっ!か、カメラで…あたしの…うふふ…」
花桜梨は半分壊れたような微笑で、カメラを取った男の顔を見据える。
「あん、あんっ!はあん…それ…あたしの口でして…あんっ!あげる…」
花桜梨はジッパーからでていたカメラを持っている男のモノを自分で顔を近づけ、かわいらしいピンクの舌を伸ばし、しゃぶろうとする。
まるで首輪からとどかない位置にある餌をとろうとする雌犬のような表情だ…。
「しゃぶらせてやれよ、気持ちいいからよお…」
ちょっと思案顔で迷っていた童貞の仲間に、アナルを責めつづけている男がそう声をかけてやった。
カメラの男はアダルトビデオや、エッチな漫画で見たことあるように、「しゃぶれよ、花桜梨」と命令してから、自分のいきり立ったモノを花桜梨の口元に持ってゆく。
「はい…んふっ…」
花桜梨は恍惚の表情で男のモノを口にいれた。
ちゅぱ…ちゅぱ…じゅるじゅる…ちゅぅぅぅ…
(多分もとの性格が従順の上、マゾの資質もあるんだろうなあ…)
自分のモノと、美しい少女のくちびるが交響する音を聞き、花桜梨の大きく形のいい右乳房と左乳首を玩びながら、男はそんなことを思っていた。
「ううん!ひ…ひくびがいいの…」
おそらく、花桜梨は乳首がいいのといいたいのだろう。
かわいらしいくちびるから、くぐもった声が洩れる。
しゃぶらせている男は女性経験がない故に、空想の世界や作られた世界の影響を多分に受けているようだ。…しかし、現実にもこんな女は存在する。ほんとにレイプされて感じて、自分からしゃぶらせて、とお願いする女が…。
「おい、ちゃんとおしゃぶりもカメラにとっとけよ」
花桜梨の下で花桜梨に腰を動かすように命令した男の一言で、カメラの男は現実に帰った。
「そうだった。うっ…マジ気持ちいい…」
男は快楽で震える手を必死にコントロールして、花桜梨が懸命にしゃぶっているシーンをパシャっとカメラに収めた。
(かわいいな……)
赤いネクタイで後ろ手に縛られながら上目遣いで自分を眺め、「ふ…ふん…ううん…」と快楽の声を押さえて自分のモノをしゃぶっている少女を男はそんな思いで見つめていた。
「おいおい、お前なに顔赤くしてるんだよ?」
「レイプで始まる恋もあるってか?勘弁してくれよ」
はははははと二人は荒い息交じりにおかしそうな笑い声を上げた。
「そ、そんなわけねーだろ!?はじめてだから興奮してるだけだ…」
照れかくしに男は「こら、花桜梨!タマの方もしっかりご奉仕するんだ」叫んで花桜梨の頬をぺしぺしとはたいた。
「うふぅ…あんっ!すみません…あぐぅ…気がきかなくて…」
いったん花桜梨は口から竿を放すと、タマ袋のほうに舌を持ってゆく。
ぱくっとそれを口に含んで、小さな口の中でれろれろとそれをかきまわす。
「うあ…やべ…」
男は花桜梨がフェラ経験の最初だったため、これが普通に気持ちいいことなのか、うまい部類にはいるのかは、わからなかったが、とてつもないテクニックで自分は射精に導かれているのだということは、本能のどこかで理解していた。
やはりというか、女性経験が一番少ない彼が、一番最初に射精させられてしまった。
ドグッ!トグッ!ドビュ!ビュッ…
白い卑猥な液が、花桜梨の美麗な顔に満遍なく引っ掛けられる。
「もうイったのかよ、はええなあ」
花桜梨の下にいる男が、わずかに優越感を覗かせた表情でそういう。
「し、仕方ないだろ…初めてだったんだから」
情けないとも思うが、そう反論することにする。
「あんっ!はあぁん!!ご…うん!…まんぞく…あんっ!していただけましたか…?」
うしろの二人の責めに敏感に反応しながらも、花桜梨はしゃぶらせられていた男のアフターケアも忘れない。
…もって生まれたマゾの資質だろうか。
ここで満足した、なんていったらまたばかにされるかも…。
男はそうおもって花桜梨にこう命令した。
「満足なんかするわけないだろ!?もう1度お前のそのエロイ口でイカせてみろ!」
花桜梨はむしろ歓喜の表情で「分かりましたぁ…」とまだ精液がついていて、半分萎えかかっている男のモノをふたたび口の中にいれる。
「うむ…うん…あ…じゅぷじゅぷ…うん!ううん!!」
竿を咥えていた花桜梨の口から、激しい喘ぎ声が増えてきた。
「はあ…はあ…お、俺もいきそう…」
「俺もだ…もう我慢できねぇ…花桜梨ちゃんもイキたいんじゃねーか?」
花桜梨はその問いに口のモノを放そうともせず、首だけコクコクと縦に動かした。
二人はその花桜梨の態度に満足しながら、さらに激しく腰を動かし始めた。
花桜梨の前とうしろの穴に、強烈な快感が走る!
ぐぷっ!ぐぷっ!ぐぷっ!ぶじゅ!ぶじゅ!
じゅぼっ!ぐぶ!ぶじゅ!ぶじゅ!ぶぐっ!
「んぐ!んんんん!うぐぐ…んん!ぐぐぅぅ…!!」
穴という穴を犯されていると思うと、花桜梨に体にまた一段と激しい快楽が襲ってくる。
「だ、だめだあ!」
二回目というのに、口を犯していた男はやっぱり最初にイってしまった。
彼が早漏というわけではない。
もちろん慣れもあるだろうが、花桜梨のフェラテクがずば抜けているのだ。
慌てて彼が口から自分のモノをぬくと、花桜梨の顔めがけて射精する。
どびゅ!どびゅ!どくどく!!
一回目と精液の量が変わらなかったのは、それだけ彼が興奮していたのと、彼の精力の強さだろう。
それだけの量の精液をかけられた花桜梨の美しい顔はもう塗るところがないぐらい精液まみれだ。
それでも花桜梨の顔に嫌悪感は浮かんでいない。
むしろ、不思議な薄笑いさえ、浮かべているように見える。
「あんっ!あああんっ!に、二回もあたしの口で…ありがと・・あんっ!!」
虚ろな顔で道理のない礼を言う花桜梨。
そして射精したばかりの竿にさもおいしそうにキスをした。
「よーし、花桜梨!俺らもイクぞ」
「このまま腹と子宮にぶちまけてやるからな!」
パンパンと激しく自分のモノを打ちつけていた男たちは花桜梨に乳房も責めながらそう宣言した。
「あんっ!お、お願い!!熱いの…あんっ!淫乱な花桜梨に…あんっ!いっぱいちょうだい…お尻にも、アソコにもぉ!」
自分も限界が近いのか、花桜梨は自分をののしりながら声いっぱいそんなことを叫ぶ。
「うう…まじイキそう…花桜梨!下の口でよく味わえよ」
「よく言ったぞ。俺も…たっぷりケツの中で味わえ!」
「あああんっ!あ、あたしもイキそうなの!あ、あ、イ…イク…イクゥ!!」
ぐじゅ!じゅぷ!じゅぷ!じゅぷ!ぐぷっ!
どびゅ!どびゅ!どびゅ!
花桜梨がイッたのを見届けて、男たちは何の遠慮もせずに花桜梨のからだの中に自分の欲望の液をぶちまけた。
ひとしきり余韻を楽しんで、花桜梨の両穴からようやく自分のモノを男たちは抜いた。
「あはぁ…も、もう終わり…」
半分イッているような瞳で、花桜梨はそう呟いた。
「この女、あれで満足できなかったみたいだぜ!」
「しかたねえな。俺らももう少し休んでから第2ラウンドとイクか」
そうして3人の男たちは、飽きもせずに深夜になるまで花桜梨のカラダを犯し続けたのである。
「はあ……はあ…」
花桜梨はもうとまりそうな間隔で、荒い息をついた。
ネクタイで後ろ手に縛られたまま、花桜梨は冷たい屋上の床の感触を感じていた。
「さ、さすがにもうでねえ…」
「まったくだ。こんなにイったのは生まれて初めてだ…」
「俺死にそ…射精しすぎると死ぬって本当かもな…」
3人は自分たちの衣服を整えながら、今日のレイプの感想をそう述べた。
「でもいい女だったな」
「淫乱で…」
「マゾだけど」
「それがそそるよな」
3人は花桜梨のもとにより、そう声をかけてやる。
「おい、花桜梨ちゃん。よかったぜ」
「今度はただのレイプじゃなくてSMでもしてやろうか」
「亀甲縛りして鞭やろうそくでそのでかい胸とでかいケツいじめてやるよ」
花桜梨は返事する気力もないようだ。
ただ黙って荒い息をついているだけ。
「しかたねえ女だ。あれだけ気持ちよくしてやったのに礼の一言もなしかよ」
いくらなんでもそりゃねーだろと周りの男は笑い転げる。
一人が、花桜梨の腕から仕方なくといった感じでネクタイを解いてやった。
「じゃあ俺らは帰るからな。花桜梨ちゃんもそんなとこで寝てたら風邪ひくぜ」
セックスするのは風邪ひかねーのかよと面白そうに雑談しながら、男たちは初夏の風ふく深夜の屋上をあとにした。
私…なんてことされたんだろう…
しばらく気を失っていて、花桜梨が気がついたときにはすでに周りは薄明るくなっていた。
花桜梨が我に返ったのは、朝の日差しをまぶしいと思ってからのことだ。
しかも、男たちにレイプされているというのに…あの乱れぶり…。
自分は人と少し違うところがある、と常々思っていたが…こんな本性が自分にあったなんて、花桜梨は信じたくなかった。
「……」
花桜梨は精液まみれの裸のまま、屋上の落下防止のフェンスを登り超える。
「さよなら……」
それだけ呟くと、花桜梨はまったく躊躇なく屋上の壁を蹴った。
その先にあるのは、永遠の自由と、自分からの開放だと信じて…。
(終)