LOVE SUMMER VACATION in 沖縄
二日目・夜〜三日目(最終日)
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<夜のプライベートビーチにて>
「花桜梨、こっちこっち!」
「待って、すぐ行くから!」
俺は花桜梨を連れて暗い夜の砂浜にやってきた。
そこは、昼の喧騒が嘘の様に静まり返っている。ただ、波の音が響き渡り・・・砂浜に波が寄せては返し、寄せては返し・・・。
何て言うか・・・・、とてもロマンチックな雰囲気だった。
砂浜にいるのは俺たち二人きりではなかった。
同じホテルに宿泊している観光客のカップルたちが何組か座って愛のスキンシップを図っていた。
・・・うわ〜・・・、十メートル置きに別のカップルが座っていちゃついているよ・・・。やっぱり、考えることはみんな同じなんだなあ・・・。
よくよく見ると、既にキスをしたり抱き合ったり・・・、おいおい!彼氏が彼女に膝枕してもらってるトコもあるじゃないか・・・。
周りに人がいるって言うのに、それぞれお互いの事しか見えていないようだ。
「(・・・・・よ〜し、俺たちも早くいい場所を見つけて、花桜梨と・・・・。)」
俺の頭に邪な考えが浮かんだ。漢なんだから、どうしてもそう言う事は頭から離れる事は無いのが悲しい性だ。
しかし、よくよく考えてみると、俺は昼間植物園の邸園内で二回、更にホテルの部屋の浴室で一回と、今日だけで既に三回も射精している。
最後の一回なんかは花桜梨に吸い尽くされるかと思ったくらいだ。
その上、果てた直後で疲労した俺とは対照的に、花桜梨の方は疲れは見えるものの、まだまだ元気そうだった。
・・・結構、花桜梨って体力がある・・・・と言うか、酒豪ならぬ性豪なのかも・・・。
俺はそんな馬鹿な事を考えながらも、何とか空いている場所を見つけることが出来た。
「ここ空いてるみたいだし、座ろうよ。」
「うん。」
花桜梨は砂浜にゆっくりと腰を下ろして、感慨深げに暗い海を眺め始めた。
・・・明日でこの沖縄旅行もお終いだ。何だかあっと言う間だったなよな・・・。でも、今日までで充分すぎるくらい思い出は作れたと思う。
・・・今回の旅行は大正解だったなあ・・・。
そんな風に、今日までの出来事を思い返していると、自然と頬の筋肉が緩んでしまう。
きっと、他人が見たらだらしの無い顔になっているに違いないだろう。
と、そこへ・・・。
「ねぇ・・・、明日で旅行も終わりだよね・・・。何だかちょっと残念・・・。」
花桜梨が少し寂しげな顔で話し掛けてきた。
「そうだね・・・。けど、楽しい思い出は沢山出来たよね。また機会があれば、沖縄には来れるさ。」
「うん・・・。また、あなたと一緒に旅行したいな・・・。」
そう言って、花桜梨は俺の肩に頭を預けてくる。彼女の髪がふわっと風に靡いてシャンプーのいい匂いがしてくる。
・・・花桜梨、俺の大切な・・・世界にたった一人の可愛い彼女・・・。
甘える仔猫の様に俺に頭を摺り寄せている花桜梨・・・。
「・・・・・花桜梨・・・。」
俺は花桜梨の顔を起こすと、自分の方に向けさせた。
そして、そのまま花桜梨の頬に手を添えて自分の方に引き寄せていく。
頬を紅く染めた花桜梨の顔がどんどん近づく。
あと20cm・・・15cm・・・10cm・・・・。
・・・そして、あと数cmの所まで迫った所で・・・。
「・・・・。」
「・・・あっ。」
花桜梨が俺の両肩に手を当てて、静止させた。
俺は拒絶されるとは思わなかったので、呆気に取られた顔をしてしまう。
・・・流石に露骨過ぎたかな・・・?
そう思って後悔していると、花桜梨の口から意外な思わぬ言葉が・・・・。
「・・・・ここじゃ人が多くて気になるから・・・二人きりになれる所に行きましょう・・・?そこなら、周りが気にならずに・・・・ね?」
「あ・・・、そっか、そうだよね。じゃあ・・・部屋に戻ろうか・・・?」
・・・そうか、花桜梨の性格からして人気の多いところじゃその気になれないのも無理はないな。
昼間はまだ人気のない場所だったからともかく、ここじゃ暗いとは言えカップルだらけだもんな・・・・。
俺は花桜梨の手を掴んで、その場から立ち上がった。彼女もそれに従う。
「じゃ、部屋に行こう・・・。」
「うん・・・。」
と、言う事で俺たちは部屋に戻ることにした。戻って何をするかは・・・・もう、一つしかないだろう。
体力的にもかなりキツイのだが、折角いい感じに盛り上がって花桜梨もその気なのだから退く訳にはいかない。
『据え膳喰わぬは漢の恥』と言う格言もある事だし・・・、いっちょ気合を入れていくか!
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<二人の部屋にて>
俺たちは薄着のままベッドに上がった。
窓から白い月明かりが差し込んで俺たちを照らしている。
「花桜梨・・・。」
まずは、花桜梨をベッドに寝かせると唇を奪う。
ビーチで高まった興奮のせいもあって、すぐに濃密なキスとなった。
「・・ん・・・んっ・・・・・。」
くちゅっ・・・じゅるっ・・・ちゅるっ・・・。
お互いの唾液を交換し合うように激しく求め合う。花桜梨の舌が俺の口の中に入ってきて動き回る。
俺は花桜梨の舌を自分の舌で捉えて、彼女への想いを舌に込めて絡め合った。
ひとしきりキスを堪能してから唇を離す。と、その直後に俺と花桜梨の唇に透明な光る糸が繋がった。
「はぁ・・・っ、・・・ねぇ、いっぱい・・・・愛してね・・・。」
ベッドに横たわったままで、花桜梨が恥ずかしげに俺の顔を見つめてそう言った。勿論、俺も彼女に応えるべく頷いて返事をする。
「ああ、花桜梨の事・・・俺に出来る最高のやり方で愛してみせるよ・・・。」
「ありがとう・・・。」
それから花桜梨の着ている服を脱がせていく事にした。白いブラウスの下には彼女の柔肌が待っているはずだ。
俺はブラウスのボタンを全て外してから、その裾から右手を突っ込んだ。
ブラウスの下にはブラジャーがあると思い、片手を花桜梨の背中に回してみるが・・・・何かが足りない。
いくら背中をまさぐっても、ブラジャーのホックが見つからないのだ。
「(あれ・・・おかしいな・・・?確か、この辺だと思うんだけどな・・・・。)」
「・・・ふふっ・・・。」
俺が一生懸命に背中をまさぐっているのを見た花桜梨は不意にくすくすと笑い出した。
確かに必死になってブラジャーのホックを探す俺は、花桜梨から見ればかなり間抜けな姿に見えるんだろうな・・・。
だが・・・・。
「ふふ・・・、いくら探してもあなたが探しているものは見つからないよ。」
「えっ?」
俺がきょとんとした顔をすると、いきなり花桜梨は俺の左手を取って自らの胸の膨らみにそっと押し当てた。
・・・ぷにゅっ。
「!!」
驚きの余り、俺は思わず左手を動かしてしまった。花桜梨の87センチと言う豊かな胸の柔らかさがブラウス越しに掌と指に伝わってくる。
むにゅむにゅ・・・もみもみもみ・・・・。
・・・うわっ!こ、この感触はまさか・・・・。
そう、この柔らかく生々しい手触りからして、間違い無くノーブラだ。ブラウスの下はナマの巨乳が隠れている事になる。
「か、花桜梨・・・、ひょっとして・・・・・ノーブラ?」
「・・・・うん・・・。」
俺の質問に花桜梨ははにかんだ様に微笑むと、こくりと頷いた。
・・・じゃ、じゃあ・・・さっきビーチに二人で行った時も・・・!?
暗いから全然分からなかったけど、あの時には既にブラジャーはしていなかったと言う事になる。
花桜梨の大胆さに、俺は呆気に取られた顔をしてしまった。
「・・・驚いた?」
「そりゃ驚くよ・・・。花桜梨がこんなに大胆なことをするなんて思わなかったからさ・・・。」
俺は苦笑しながら、花桜梨の顔を見つめた。
「・・・そうね・・。あなたと出逢う前の私なら考えられなかったけど・・・・、今の私は平気だよ。あなたの為なら何でも出来るから・・・。」
・・・うう、じ〜んと来るような台詞だなぁ・・・。
俺は花桜梨の言葉に感動しつつ、それと同時に悪戯心が湧き上がるのを感じた。
・・・よ〜し、以前何かの本で見たような事をして貰えるチャンスかも・・・!
「あのさ・・・、ちょっとしてもらいたい事があるんだけど・・・。」
俺は少し緊張と期待に胸を膨らませながら花桜梨に聞いてみた。
「え・・・?何をすればいいの?」
花桜梨は疑問を浮かべた表情のまま・・・しかし大人しく横になったままだ。
・・・よし、行け行け!言うんだ俺!
「あのさ・・・、胸で・・・してくれないかな・・・?」
「胸で?・・・どうやるの?」
・・・いける!花桜梨の反応を見てそう直感した俺は花桜梨を一旦起き上がらせるとブラウスを左右に開いた。
素肌の上にブラウス一枚と言うのが、裸ワイシャツみたいでかなり興奮してしまう。
「俺が横になるから、その上に来て。」
「う、うん・・・。」
花桜梨は俺の言われたように、素直に俺の上に乗っかった。
「あの・・・これからどうすればいいのかな・・・?」
「えっと・・・胸で俺のを挟んでくれる?」
「こ、こうかな・・・?」
むにっ・・・。
花桜梨は自らの胸を両手で持つと、ぎこちなさそうに俺のペニスを挟み込む。
「そうしたら、次は上下に動かして・・・。」
「こう・・・?」
むにゅむにゅ・・・。
花桜梨の豊かな胸に挟まれて、俺の股間に強烈な快感が走る。乳房のふわふわとした感触がたまらない。
・・・うっ!柔らかくて気持ちいい〜!やっぱ頼んでみるものだなぁ・・・。
花桜梨は俺に言われた通りせっせと奉仕してくれている。嫌な顔一つしないで健気に頑張っている姿を見ると、何だかドキドキしてしまう。
気分を良くした俺は、更に追加注文をしてみる事にした。
「花桜梨・・・もし良ければ、挟んで動かしながら舌で舐めてくれないか?」
「・・・・・・。」
花桜梨が無言になる。
・・・・やばい、調子に乗り過ぎたのかもしれないな・・・。
ところが、俺の心配をよそに・・・・。
「・・・・ちょっと待ってて・・・・。」
花桜梨は一旦俺から離れると、改めてその胸に俺のペニスを包み込んだ。それから口を開けると、亀頭にすっぽりと唇を重ねる。
・・・あっ、あっ・・・!花桜梨の胸が・・・口が・・・俺のものに絡み付いてくるみたいだ・・・。気持ちいい・・・!
「・・・・んっ・・・んっ・・・。」
「・・・っ!花桜梨・・・!凄く気持ちいいよ・・・!」
花桜梨は俺の快感の声に気を良くして、更に俺を責め立ててきた。胸でペニスを優しくマッサージしながら、先端を舌先でちろちろと刺激する。
・・・かと思うと、口の中に亀頭を咥え込んでちゅうちゅうと吸い上げる。
特に今までに習った訳でもないのに、花桜梨の天性とも思われるテクニックに俺は舌を巻くばかりだ。
・・・ちゅっぱ・・・・ちゅぷ・・・ちゅぷっ・・・。
・・・うああ!やばい・・・!このままじゃ出ちゃいそうだ・・・!
限界が近いのを感じた俺は、花桜梨に奉仕を中断させる事にした。
「花桜梨、ちょ、ちょっと待った!これ以上されたら・・・!」
「えっ?でふぁいほうなお?」
口に俺自身を加えたまま、花桜梨が鼻にかかった声で聞いてきた。
多分、『出ちゃいそうなの?』って言ったんだろうと思うけど、実際爆発寸前だった。あと10秒も耐えられそうにない。
思えば初めて花桜梨とセックスしたのが一昨日だが、回を数えるごとに(・・・と言っても、まだ三日足らずなのだが)大胆かつ上手になっている。
すごい学習能力と応用力だ。普通、言われただけでここまで上手に奉仕をこなす事は出来ないだろう。
「ほ、本当にやばいから・・・!」
俺は何とかして彼女の口撃から逃れようとするのだが、それを察した花桜梨はしっかりと俺に圧し掛かって離れようとしない。
「はめ・・・、はなはなひよ・・・。ほのまま・・・だひへ・・・。」
・・・・『ダメ、離さないよ。このまま出して・・・。』って、言ったのかな・・・?
貪欲なまでに俺を責めて・・・挟んで・・・舐めて・・・吸いまくる。
花桜梨の口からペニスの先端が出たり入ったり・・・そして、二つの乳房が俺を挟んで擦っている。
言葉では言い表せないくらいの快感に翻弄されてしまい、俺はとうとう絶頂を迎えた。
・・・・あっ!だ、ダメだ!出る、出るっ!!
「・・・っ!花桜梨!!」
びゅく・・・びゅくっ・・・どくっ・・・どくん・・・。
俺は花桜梨の猛攻の前に呆気なく陥落してしまった。彼女の胸に挟まれたまま、ペニスが痙攣して勢いよく精を放つ。
その瞬間、彼女の口からペニスが飛び出してしまい、端整な顔に大量の精液が飛び散る。
「・・・ああっ・・・熱い・・・!」
綺麗な顔が精液まみれになってしまったが、花桜梨は目を閉じて俺の精液を浴び続けた。
その表情は絶頂に達したかの様にうっとりとしている。
俺が全てを放出してから、それを確認した花桜梨がようやく俺の身体の上から退いた。
「・・・花桜梨、ごめん・・・。」
俺は花桜梨に謝ると、ティッシュを取り出して彼女の顔を白く汚した精液を拭き取ってあげた。
俺が顔の汚れを取ったあと、花桜梨は上気した顔でこう囁いてきた。
「・・・ねぇ、まだ頑張れるよね・・・?」
・・・ここでもうダメだなんて言えるはずがない。俺は即答した。
「もちろんさ、今度は花桜梨も気持ち良くならないとね。」
本当はかなり疲れているのだが、俺だけ満足してお終いと言うのでは花桜梨に悪いし、自分勝手というものだ。
俺のために一生懸命尽くしてくれた花桜梨の為にも頑張らないといけない。
俺は花桜梨を再び寝かせると、今度は自分が彼女の上に覆い被さるような体勢にした。
「・・・あの、ブラウスを脱いだ方がいいかな・・・?」
花桜梨がそう言って脱ぎかけのブラウスを完全に脱ごうとしたのだが、あえて俺はそれを静止させた。
「いや、そのままでいいよ。こう言うのもいつもと違った感じで色っぽいし・・・。」
「・・・・そうなの?・・・・あなたって、こう言うのが趣味なんだね。」
・・・趣味と言うか、裸の上に直接エプロンやワイシャツを着るのって漢の浪漫なんだよな・・・。独特の色気があって、興奮するって言うか・・・。
花桜梨に一度キスをしてから、俺は彼女のショーツを脱がしにかかった。
中に手を忍ばせると、既に愛液でその部分がびしょびしょになっていた。
・・・花桜梨も感じていたんだな・・・。
指を膣内にゆっくりと挿入する・・・と、急に花桜梨がこう言ってきた。
「ゆ、指はいいから・・・!もう我慢出来ないよ・・・。・・・ね?早く来て・・・・入れて欲しいの・・・。」
すっかり欲情してしまった花桜梨には、俺の指だけでは全然物足りないのだろう。
「花桜梨もえっちだなぁ・・・。こんなに大胆におねだりするなんて・・・。」
俺が意地悪な事を言うと、堪えきれずに花桜梨がしがみついてきた。その目は涙ぐんでいて切羽詰っているようだ。
「お願い・・・!早くっ・・・!」
花桜梨の必死な要求を受けて、射精を終えたばかりの俺も自然と勃起していた。
早速、彼女の中に入ろうとした直後、俺の頭に『ある意地悪な考え』が浮かんできた。
「・・・・行くよ。」
「うん、入れてっ・・・!」
ずにゅっ・・・ずぷぷっ・・・。
ゆっくりと俺のペニスが花桜梨の中に沈んでいく。花桜梨の表情が快感に歪んでいくのが分かる。
その表情がまた何とも言えないくらいに魅力的でエロチックだ。オマケに裸ワイシャツならぬ裸ブラウスときたものだ。
全てが俺の・・・いや、漢としてのツボを突いている。
先っぽが完全に入ってから、俺は『ある意地悪な考え』を行動に移した。
「あ・・ああ・・・!大きい・・・!もっと・・・もっと奥まで・・・っ!」
花桜梨が叫びにも似たような声で求める。だが、俺は・・・・。
「・・・・。」
先っぽまで入れてから、それ以上奥には入れないで浅く出し入れする。
そう、あくまでも先っぽのみが彼女の中に出入りしているのだ。
当然、花桜梨もそれに気がついて俺の顔を見つめる。何がなんだかよく判らないと言った表情だ。
くちゅっ・・・くちゅっ・・・。
「・・・ね、ねぇ・・・もっと・・・奥まで・・・!」
花桜梨が不満そうに俺に訴えるが、俺は構わず花桜梨をじらし続けた。
「先っぽだけじゃ・・・我慢出来ないよ・・・!・・・お願いだから・・・最後まで・・・入れて・・・。」
「どうしようかなぁ〜・・・?」
俺は意地悪く笑いながら、尚も彼女をじらし続ける。
くちいっ・・・ちゅくっ・・・ちゅぷっ・・・。
液体の擦れるような小さい音が、俺のペニスの先っぽと花桜梨の膣に出入りする度にいやらしく鳴り響く。
「・・・はぁ・・はぁ・・・!ねぇ・・・、意地悪しないで・・・お願い・・・ちょうだい・・・・。」
息を荒くしながら、花桜梨は懸命に俺に催促をしてくる。その表情がまた可愛い。
「・・・じゃあ、どんな風にして欲しいのか言ってごらん。」
「・・・・!そ、そんな・・・。恥ずかしいよ・・・。」
俺の言葉に、花桜梨の表情が羞恥心によって紅く染まる。目を潤ませて、今にも泣きそうな顔だ。
・・・くぅ〜!やっぱり花桜梨って可愛いなあ〜!・・・でも、もうちょっといじめちゃおうかな・・・。
「言わなきゃ抜いちゃうよ・・・・?ほら・・・。」
そう言いながら、一度入ったペニスをじわじわと引き抜こうとして腰を花桜梨の身体から離していく。
「・・・!ああっ・・・!ぬ、抜いちゃ嫌っ・・・!」
花桜梨が慌てて俺にしがみ付いて、身体を離すまいとしてくる。その際に、彼女の豊かな乳房が俺の胸に押し付けられてこれまた心地良い。
「じゃあ・・・もう一度チャンスをあげるからはっきりと言ってごらん。」
ずぷっ、じゅぷぷぷ・・・・。
俺は、一旦花桜梨の中に深々とペニスを突き入れた。
「・・・っ!あん!・・・いいっ・・!大きい・・・!」
花桜梨が嬉しそうに叫ぶと、うっとりとした表情で快感に浸っている。上気したその顔は紅く染まっている。
・・・健気で・・・可愛くて・・・えっちで・・・大胆で・・・最高に綺麗だ・・・。でも、そんなところが意地悪したくなっちゃうんだよな・・・・。
「・・・もっとして欲しいなら、ちゃんと何がして欲しいのか言わないと駄目だよ。」
「そ、そんな事言わないで・・・!ねぇ・・・お願い・・・早くっ・・・!」
俺は心を鬼にして(?)、花桜梨の訴えを無視して再びペニスを引き抜き始めた。
にゅぷっ・・・にゅぷぷぷ・・・。
花桜梨もそれを感じて俺にしがみ付こうとするが、それよりも先に俺が彼女の両手をベッドに抑え付けて動けないようにする。
これで準備はOKだ。
「ほらほら・・・どんどん抜けていっちゃうよ?」
「ま、待って・・・!言うから・・・抜かないでっ・・・!」
俺は一旦動きを静止して、花桜梨の言葉に耳を済ませる。
「・・・っ!・・・あなたの・・・お・・ち・・・・ん・・で・・・私の・・・・を・・・・・て・・・くだ・・・さ・・い・・・。」
声が小さくてよく聞こえない。
「声が小さくてよく聞こえないよ。ちゃんと聞こえるような声で言わないと駄目だよ。」
「そ、そんな・・・・!」
再び俺はペニスを引き抜きにかかる。
にゅるっ、ぬちゅちゅ・・・。
「い、嫌っ!抜かないでっ・・・!あ、あなたの・・・おちん・・・ちん・・で・・・私の・・・を突いて・・・下さい・・・!」
「まだまだ、よく聞こえないよ。」
「もう許して・・・!何でもするから・・・・!ねぇ・・お願い・・・!」
その表情はもう半泣きになってしまっている。
・・・そろそろ止めてあげないと可哀相かな・・・?
そう思った矢先・・・。
にゅぷっ。
「あっ・・・!」
とうとう、花桜梨の中からペニスが抜けてしまった。
「あ〜あ・・・、残念・・・。もうちょっとだったのにね。」
「・・・・・・。」
花桜梨は無言のまま、切なげに俺の顔を見つめている。
・・・よ〜し、最後に軽い冗談でも・・・。
「・・・残念だったね・・・。花桜梨がちゃんと言わないから抜けちゃったよ。・・・だから、今夜はこれでお終いかな・・・?」
「!!」
途端、花桜梨の表情が凍り付く。
・・・・本気だと思っちゃったみたいだな・・・。さてと、そろそろ冗談は止めて花桜梨を安心させてあげなきゃな・・・。
だが・・・。
「・・・・・ぐすっ・・・ぐすん・・・・。」
「!!か、花桜梨・・・!?」
次の瞬間、俺は驚いてしまった。何と花桜梨が泣き出してしまったのだ。ちょっと意地悪が過ぎたみたいだ。
「か、花桜梨!ごめん!ちょっとふざけ過ぎた!」
「馬鹿・・・!もう知らない・・・!ぐすっ・・・ぐすっ・・・!」
・・・まずい、まず過ぎる!
「本当にごめん!!この通りだから!もうこんな事はしないから泣かないで・・・!」
とにかく、必死で謝ってから花桜梨の身体をぎゅっと抱きしめてやった。
更にそのまま彼女の頭を優しく撫で続ける。
「・・・・。」
花桜梨は黙って俺に抱かれている。どうやら泣きやんだみたいだが、まだ機嫌は直っていないだろう。
「これからは、もうじらしたりしないから・・・!この通り!許して!」
「・・・・本当に?・・・本当にもう意地悪しない・・・?」
俺の胸に顔を埋めたまま、花桜梨が涙声で聞いてきた。
・・・!!よしっ!何とかなるかもしれないぞ・・・!
「本当だとも!絶対に花桜梨を泣かしたりしないから・・・!だから機嫌直してよ。・・・ね?」
「・・・・・・うん、分かった。いいよ・・・。」
「よ、良かった・・・。」
花桜梨の許しが貰えて俺は一安心する。
「・・・でも、その代わり・・・ちゃんと私の事、愛してね・・・?」
すがるような目で、花桜梨が俺に確認してきた。
「もちろんだよ、ちゃんと二人で愛し合おう・・・。」
「・・・・うん、良かった・・・・。」
・・・・何とか花桜梨の機嫌は直ったみたいだ。よ〜し、今さっき言った俺の言葉が嘘にならないように精一杯頑張るぞ・・・!
「行くよ、花桜梨・・・。」
「うん、来て・・・!」
俺は花桜梨の膣にペニスをあてがうと、今度はじらさないで一気に奥まで突き入れた。
ずぷっ、じゅぷぷぷっ・・・。
花桜梨の中に俺自身が埋没していく。しっかりと奥まで入った瞬間、花桜梨の身体がぶるっと震えたようにも感じた。
「あぁんっ・・・!大きいっ・・・!・・・あん!いいっ・・・!」
散々じらされたせいもあって、花桜梨の膣は俺のペニスを何の抵抗も無く受け入れた。
「花桜梨・・・!動くよ・・・・。」
「うんっ!奥まで・・・奥まで突いてっ・・・!」
我を忘れて花桜梨が大胆な言葉を口にする。俺もそれに呷られる様にして腰の律動を開始した。
ぱんっ、ぱんっ・・・ずぷっ、ずぷぷっ・・・。
俺のペニスと花桜梨の膣が擦れ合って強烈な快感を生み出す。
花桜梨の膣からは愛液がとろとろと流れ出して、ベッドのシーツをしっとりと濡らしていた。
「花桜梨っ!花桜梨っ!」
俺は強い快感に身を任せながら、花桜梨にキスをした。
「・・・んんっ・・・はんっ・・・!」
キスをしながらも、花桜梨は色っぽい喘ぎ声を出して俺を昂ぶらせてくる。
俺が腰を沈めて花桜梨を突き上げる度に彼女の乳房が上下左右に揺れて波打っていた。
リズミカルにぷるんぷるんと揺れて弾んでいる豊胸を見て、俺は掴まずにはいられなかった。
両手で花桜梨の胸を掴むとむにゅむにゅと揉みまくった。
もにゅっ・・・もにゅっ・・・むにゅっ、むにゅっ・・・。
・・・・柔らかくて気持ちいいなぁ・・・。花桜梨の胸って、大きさといい形といい文句無しだよな・・・。
俺が揉む度に、その手の動きに合わせて花桜梨の胸も形を変えていく。指の間からはみ出た乳房が出て、それがまた俺を興奮させる。
「花桜梨・・・!可愛いよ・・・最高に可愛いよ・・・!」
「やんっ!・・・嬉しい・・・!・・・あん・・・あん!やあっ・・・!いいっ・・・気持ちいいっ・・!」
じゅぷっ、じゅぷっ・・・ずぷぷっ・・・ずぷっ・・・くちゅっ・・・くちゅっ・・・。
花桜梨の可愛い表情と色っぽい喘ぎ声によって、俺は情け無い事に再び絶頂が近いのを感じた。
しかし、花桜梨の方も限界が近いみたいだ。
「あん・・・!あん・・・!もっと・・もっと突いて・・・!やん!・・・ああっ・・・奥まで・・・届いてる・・・っ!」
ぱんっ、ぱんっ、ずんっ・・・ずんっ・・・ぐちゅっ・・・じゅぷぷぷっ・・・。
「花桜梨・・・!そろそろ出そうだ・・・!」
「うん・・っ!私も・・・もうすぐ・・・イッちゃう・・・!」
花桜梨の切羽詰った声を合図に、俺はラストスパートをかけた。花桜梨の胸を揉みながら、一気呵成に花桜梨を突きまくる。
「やあっ・・・・!あん!あんっ!駄目えっ!・・・イクッ、いくうっ・・・・!」
「花桜梨・・・!もう駄目だ・・・!抜くよ・・・!」
俺が限界を感じて花桜梨の中からペニスを抜こうとしたのだが、それを花桜梨が拒んできた。
「だ、だめっ・・・!抜かないで・・・このまま・・・私の中で・・・中に出して・・・!」
「で、でも・・・・!」
「いいから・・・!お願い・・・出してっ・・・!」
「・・・・花桜梨!」
俺の身体が離れないように、しっかりと両手で俺の背中にしがみ付く・・・と、同時に両足をも俺の足に絡みつかせる。
俺は花桜梨の中から抜く事が出来ずに、しっかりと彼女に押さえ込まれてしまった。
・・・あっ!も、もう・・・我慢出来ない・・・!
「あんっ・・・あんっ!・・・イクッ・・・イクう・・・!!」
花桜梨の果てる姿と声に刺激されて、もう俺は我慢できなかった。
彼女の方が先に絶頂に達してしまい、俺のペニスをきゅんきゅんと締め付ける。
今までにない強烈な締め付けによって、俺は堪えてきたものを全て花桜梨の膣内に放ってしまった。
「ああ・・・っ!出る!出るっ!!」
どくっ、どくっ、びゅくっ・・・びゅくっ・・・。
花桜梨の膣内に俺の精液が次々と流れ込んでいく。
「ああっ・・・熱い・・・!」
俺の放った大量の迸りを体内に感じて、花桜梨は感極まった声をあげてベッドにぐったりとしてしまう。
そして、彼女の中に全てを放ち終えた俺も、彼女の胸に顔を埋めるようにしてそのまま倒れこんでしまった。
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俺たちはそのまま一休みしたあと、セックスの後の余韻に浸った。
「花桜梨・・・・中に出しちゃったけど、まずくない・・・?」
「・・・・・いいの・・・。」
「でも・・・、万が一の事があったら・・・。」
「・・・・私は平気・・・。だって・・・あなたとなら・・・。」
「花桜梨・・・・。」
「ねぇ・・・・私・・・、あなたの赤ちゃん・・・欲しいな・・・。」
「・・・・・!!」
花桜梨の言葉に俺はびっくりしてしまった。確かに、そこまで俺の事を認めてくれているのは嬉しいが、二人ともまだ学生だ。
「・・・・あなたとだったら・・・私・・・周りに何て言われてもやっていけそうな気がするの・・・。だから・・・。」
俺は花桜梨の言葉を聞いて、しばらくの間黙って考え込んだが・・・。
「花桜梨・・・、君の気持ちは嬉しいけど、俺たちまだ学生だし・・・ここで早まっても、幸せにはなれないと思うんだ。」
「・・・・・。」
「何も焦る必要はないんだよ。俺はこれからも君の事を愛し続けるし、何処へも行かない、・・・約束するよ。」
「・・・・・約束?」
「そう、約束・・・・。;だから、今はまだその時じゃないよ。・・・・大学を卒業して、就職して・・・一人前になったら、その時に俺も喜んで君と・・・・・・。」
「・・・そうだよね・・・。ごめんね・・・、私どうかしてた・・・。・・・・でも、その時が来るのを私、待ってるからね・・・。」
「ああ、俺もちゃんと君を迎えに行くから・・・。その時まで・・・ね?」
「うん・・・。・・・私、シャワー浴びてくるね。」
花桜梨はそう言って、ベッドから降りて浴室に向かった。
その後姿は何処と無く寂しげで・・・しかし、どこか安心感に満ちた様にも見えていた。
「・・・・花桜梨、必ず君を・・・約束だよ・・・・。」
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こうして、沖縄最後の夜は終わった。
翌日、夕方の飛行機で俺たちはひびきのに帰ってきた。
二泊三日の沖縄旅行は沢山の思い出が出来たし、俺たち二人の絆を深める最高の場所となった。
旅行を終えてから気のせいかもしれないが、俺も花桜梨も一段と大人っぽくなれた様な気がした。
夏休みはまだ続く。
その為、沖縄で強めた二人の絆を確かめ合う事は何回かあるかもしれない。
けど、愛し合う中にもちゃんと一つのケジメはつける事を忘れないようにしようと思う。
・・・何だかんだ言って、結構楽しかったなあ・・・・。今度旅行に行くんだったら、二人で温泉なんかがいいかもしれないな・・・。
今度花桜梨と相談してみようっと・・・。
【Love Summer Vacation 完結】
あとがき
どうも初めまして、ATFと申します。
今回のSS・・・Love Summer Vacation・・・略してLSV(DSVみたいですが)私の18禁SSでは最初の作品となります。
何せ、初めてと言う事もあって至らない点が多々あると思いますが、楽しんで頂けたのであれば幸いです。(^^;
花桜梨さんに関しては、主人公とラブラブなのが一番私的には好きだったりします。やっぱり彼女には幸せになって欲しいですから。(笑)
普段は別の投稿系サイトでシリアスやらギャグSSやらを書いておりますが、どこかで見かけたら感想等を頂ければ嬉しく思います。
最後まで読んで下さった皆様に感謝すると共に、掲載していただいた管理人の方に厚く御礼申し上げたいと思います。
この度は、まことにありがとうございました!また次の作品でお会いしましょう〜!