愛のカタチ・・・

時には優しく・・・時には激しく・・・

【Episode5・After Story】

 

後夜祭直前の性の宴を終えた花桜梨はシャワーを浴びて、何事も無かったように待ち合わせ場所へと向かった。

当然、今まで後夜祭の準備で忙しかった彼は花桜梨が三人の男たちと激しいセックスに励んでいたことなど全く知るはずがない。

花桜梨に罪悪感が無い訳でもない。彼に対して申し訳無さと後ろめたさもあったが、それ以上に感じたあの快感は花桜梨を乱れさせていたのだ。

文化祭が終わり、花桜梨は彼と一緒に帰路についていた・・・・が、帰る先は花桜梨の自宅ではなく、彼の家だ。

二人は歩きながら談笑していたが話題の方も自然と文化祭の事から、これから始まる二人きりの時間をどう過ごすかへと変わっていった。

 

「花桜梨、今夜は久し振りに普通にしようか?」

「普通に?・・・それって、ご主人様と奴隷の関係じゃないってコト・・・?」

「ああ、俺も今夜はご主人サマじゃなくって『花桜梨の恋人』として君を愛したいんだよ。」

「そうなんだ・・・。なんだか久し振りだよね、普通にするのって。」

 

確かに、と、彼は笑いながら相づちを打つ。花桜梨も彼の顔を見つめつつ、静かな微笑みを浮かべるのだった。

だが、さっきまで散々ハードなプレイに励んでいた花桜梨としては、今更普通のプレイで満足できるか少し不安だったのだが・・・。

・・・かと言っても、主従関係のない純粋な恋人同士としてのセックスにも魅力はある。

久し振りに・・・いや、初めて彼をベッドの上でリードできるチャンスなのだから・・・。

 

「ねえ、今日はあなたのご両親はお留守なんだよね・・・?」

「そうだよ、何か知らないけどおふくろはPTAの集まりで、親父は出張中・・・。タイミングが良すぎだけどね。」

「折角の機会だからいいと思うよ。二人きりで夜を過ごせるんだし・・・。それに明日は学校もお休みで、あなたの家にも泊まれるんだから・・・。」

 

花桜梨は甘えるように彼の肩に寄りかかるようにして顔をくっつけた。

彼も花桜梨の肩を抱くようにして腕を回すと、歩く速さを落として自宅に着くまで彼女の体の密着感を楽しむことにした。

「さて、到着・・・っと。花桜梨、先に部屋にあがっててよ。俺はシャワー浴びてから行くから。」

「う、うん・・・。・・・あっ、やっぱり一緒に入らない?後夜祭の準備で疲れたでしょう?背中とか流してあげるよ。」

「えっ、マジで?」

「うん。」

 

俺は花桜梨の好意に早くも股間が熱くなるのを感じて、思わず視線を明後日の方に向けた。

普段は俺が一方的に責め立てているけど、今回ばかりは花桜梨に主導権を握られそうな気がしてならない。

だが、風呂場で一戦に突入してしまったら、部屋に行くまでにグロッキーになってしまいそうだ。

 

「・・・い、いや・・・。やっぱり遠慮しとくよ・・・。お楽しみは後にとって置きたいしね。」

「ふ〜ん・・・。」

少し不満そうな花桜梨をなだめてから、彼女を部屋に置いて俺はシャワーを浴びようと脱衣場へと入った。

・・・・今夜はオールナイトプレイか・・・、頑張らないとな・・・。

・・・などとくだらない事を考えながら脱衣場で服を脱いでいると、突然ドアが開かれた!

 

「うわっ!びっくりした・・・。」

「うふふ、やっぱり来ちゃった・・・。」

「やれやれ・・・、花桜梨ってば本当に強引だなぁ。」

「だって、普段はあなたが私のことをリードしてくれているから・・・ね?」

 

・・・・ま、たまにはそういうのも良いかもしれないかな・・・。

俺は苦笑しながら花桜梨の顔を見る・・・と、頬を薄っすらと朱に染めて目元もどことなく潤んでいる。

・・・花桜梨も興奮しているのかな・・・。

そんなことを考えながら見ていると、花桜梨は手早くひびきの高校の制服を脱ぎ去って白い下着姿だけになった。

俺は視線を花桜梨の顔から首筋、豊かな双丘、引き締まったウエストへと落としていく。

今までに幾度と無く彼女の肢体を拝んできたが、やはり魅力的だと思う。

高校生らしからぬ見事なプロポーションは水泳の時間、海やプールにデートに出かけた時には必ず男たちの視線を独占してしまう。

バレー部で練習に励んでいる時のブルマー姿も例外じゃない。

丸い大きなお尻やブルマーから伸びる太腿がこれでもかと言わんばかりに強調されていて男子部員の注目の的だ。

 

「・・・・そ、そんなに見つめないで・・・。恥かしいよ・・・。」

「・・・!あ、ごめんごめん。それじゃ入ろうか。」

 

俺の視線に気がついたのか、花桜梨が白い腕で胸を隠しながらそう言ってきた。

もちろん87cmの胸を隠しきれるはずもなく、腕の隙間から覗く柔らかそうな乳房が色っぽい。

花桜梨が恥らうその仕草も可愛くて、余計に俺の悪戯心を駆り立ててしまう。

興奮を抑えつつ、俺は花桜梨の腕を引いて浴室へと入った。

 

「花桜梨、早速背中を流してもらいたいんだけどいいかな?」

「うん。それじゃ、そこに座って。」

「了解。」

 

俺は花桜梨に言われた通り、彼女に背中を向ける様に座った。その直後、花桜梨が俺の後ろにしゃがみ込む気配を感じた。

今まで花桜梨と一緒に風呂に入ったことは・・・・無かった。

室内プールのシャワー室でコトに及んだことはあったが、俺の家の風呂に入ったことはまだ一度も無かったのだ。

・・・今日は記念すべき、彼女との初入浴(?)なのかな・・・・。

 

「痛かったら言ってね。」

「ん、頼むよ。」

 

花桜梨はボディーソープをタオルにとって泡立てると、俺の背中をごしごしと洗い始めた。

・・・・はあ〜・・・気持ちいい・・・。本当に最高の気分だなぁ・・・。

自分で身体を洗うよりも人に洗ってもらう方がここまで気持ちいいとは思わなかった。

俺は花桜梨に背中を流してもらいながら眠りそうになってしまった。当然、前のめりに倒れそうになって慌てて目を開けて体勢を維持する。

花桜梨の息遣いが俺のすぐ後ろから聞こえてきて、何だか自然とそっちの方に意識が集中してしまう。

・・・今度花桜梨の家に泊まる事があったら、浴室プレイなんかもいいな・・・。

その後、背中を洗い終えた花桜梨がお湯をかけて泡を流してくれた。

だが、それで終わりではなかった。

この時から、普段俺にリードされている分のお返しだと言わんばかりに彼女の猛アタックが始まったのだ。

 

「花桜梨、今度は俺が洗ってあげるよ。」

「ううん、ちょっと待って。もう一つだけしてあげたいことがあるから・・・。」

「もう一つって?」

「・・・・。」

 

花桜梨は俺の質問には答えずに、再びボディーソープを手にして泡立て始めた。

そして、大量に出来た泡を自分の胸に塗り付けた。

・・・・ま、まさか!?

 

「マッサージ・・・してあげる・・・。」

「ま、マッサージって・・・?」

 

訊き返した直後・・・俺は背中に柔らかい感触をもろに感じて、思わず生唾を飲みこんだ。

間違い無い、この感触は・・・・。

 

ずりゅ・・・ずりゅっ・・・、にゅるっ、ぬるっ、にゅるる・・・

「どうかな・・・?気持ちいい・・・?」

「(き、気持ち良すぎる・・・!)」

 

花桜梨は俺の肩につかまりながら自分の胸を俺の背中にぴったりと押し付けている。そして、密着したままで身体をゆっくりと上下に動かし始めた。

ボディーソープの泡が潤滑油になって、俺と花桜梨の乳房の摩擦を良くしてくれる。

押し付けられた乳房の感触も相当にイイのだが、乳首が背中を擦れていく感触は更に心地良かった。

股間の方は既にびんびんだ。これで興奮しない方が男としておかしいだろう。

 

「はい、次は腕を洗ってあげる。まずは右腕からね。」

「あ、ああ・・・。」

 

俺の背中を散々刺激してから、花桜梨は追い討ちをかけるかのように俺の右腕を持って豊かな胸の谷間に挟み込んだ。

そして、ゆっくりと肩から手首までを何度も擦るようにして上下させる。

 

「どう?気持ちいい?」

・・・やばい、やばすぎる・・・!このままじゃ・・・。

「花桜梨・・・!も、もういいから・・・。」

「・・・気持ち良くなかったかな・・・?」

 

花桜梨は体の動きを止めると、ちょっと不安げに俺の耳元で囁いてきた。

気持ち良くないはずがない、むしろ気持ち良すぎて理性が吹き飛んでしまうかと思ったくらいだ。

俺がその事を花桜梨に伝えると・・・。

 

「うふふ、だったら・・・もっとしてあげる・・・♪」

「か、花桜梨っ!」

 

花桜梨は悪戯っぽく笑いながら、再び身体を上下に動かし始めた。

その上、両手を俺の股間に伸ばすと元気良くそそり立ったムスコを優しく握ってきた。

身体の動きに合わせてペニスを握っている手も上下にしごき立ててくるので、ますます俺は暴発しそうになってしまう。

俺の理性とあっちの方の限界もみるみる迫ってくる。

ここまで花桜梨に挑発されては、漢として反撃しないワケにはいかない。

 

「花桜梨っ!どうせしてくれるなら・・・!」

「きゃっ!」

 

俺は振り向き様に花桜梨を押し倒すと、そのまま馬乗りになって泡だらけの胸に自分のモノを挟み込んだ。

何だかいつもの調教プレイに似通っている気がするが・・・、俺をその気にさせたのは花桜梨だし・・・気にしないでおこう。

 

「どうせマッサージしてくれるなら背中よりもこっちの方がいいからね。さ、張り切って頼むよ。」

「うん・・・。」

 

花桜梨は自分の胸を手で寄せると、俺のモノを挟んでうにうにと動かし始めた。

・・・おおっ、これはまた・・・!

泡のおかげで俺のモノが花桜梨の胸の間を滑らかに擦れてくれて、普段よりもずっとイイ感じだ。

 

「ねぇ・・・、どう・・・かな・・・?」

「ああ、いつもよりも気持ちいいよ。こうやって風呂場でするのも悪くないかもね。」

 

花桜梨は俺の顔を見上げつつ、たわわな胸を両手で動かしている。

俺も花桜梨の胸の動きに合わせて腰を前後に動かし始めた。彼女の胸の間でボディーソープの泡に包まれたペニスが前後に動く。

腰を前に動かすと花桜梨の胸の間から亀頭がはみ出して、腰を後ろに下げると胸の間の中に亀頭が潜り込んで・・・。

・・・・うっ、出そうだ・・・!

興奮のせいか早くも射精の衝動が込み上げてくる。目を閉じてそれを何とか堪えつつ、俺は腰の動きを続けた。

 

「ね?もう我慢出来ないんじゃない・・・?」

「えっ!?な、何を・・・?」

 

俺の心を見透かしたかのような花桜梨の一言に、思わず声がうわずってしまった。

 

「決まってるじゃない・・・。・・・ほら、ココ・・・。」

「!!か、花桜梨っ!」

 

彼女は白い指で俺のペニスの先端をつん、と突付いた。

そんな軽い刺激でさえも、今では射精の衝動を誘発してしまうくらいに俺は追い詰められていた。

・・・・くそ〜!これじゃ、いつもとまるで逆じゃないか・・・!

花桜梨は爆発寸前のモノを掴むとさっきみたいに片手で竿をしごきつつ、袋の方もやんわりと揉み始めた。

ただでさえ今までの刺激が強いというのに花桜梨の猛烈な奉仕を受けて、俺はこれ以上は我慢が出来そうにもない。

 

「花桜梨・・・、そろそろ・・・!」

「うん・・・。我慢しなくてもいいから・・・、いっぱい射精[だ]してね・・・。」

 

花桜梨の言葉で俺は緊張を解いた・・・その瞬間!

ついに限界を超えてしまった俺は、花桜梨の手淫を受けながら彼女の胸から首筋目掛けて勢いよく射精していた。

 

びゅっ!びゅっ!びゅくっ、びゅくっ!

「んッ・・・!ああ・・・熱い・・・!」

「花桜梨・・・!花桜梨・・・ッ!」

 

俺のペニスがびくんびくんと痙攣しながら、次々と溜まりに溜まったモノを発射する。

全身を貫くような強烈な快感が股間から伝わり、思わずがくがくと腰を震わせてしまった。

泡だらけの胸に白い白濁液が飛び散り、花桜梨の肌を彩る。余りにも勢いが良すぎて彼女の顔にまで少しかかってしまうくらいだった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・!」

「あはぁ・・・、こんなにいっぱい・・・。」

 

花桜梨は嬉しそうに微笑むと、胸から顔に飛び散った俺の精液を自らの指で身体中に塗り広げた。

俺としても、まさかパイズリと手淫だけでこんなに興奮するとは思ってもいなかった。

・・・・最初からコレだと、いざ部屋に戻ってからかなり心配だな・・・。

俺は彼女の身体についた精液をシャワーで洗い流してやりながら、ふとそんなことを考えていた。

すると、花桜梨は俺の顔を見て一言。

 

「大丈夫だよ、この続きはあなたのお部屋で・・・ね?」

「・・・あ、ああ・・・。そうしてもらえると助かるよ・・・。」

 

う〜ん・・・、やはり花桜梨には俺の考えが読めるのかもしれない・・・。

俺は彼女の背中を流しつつ、部屋でのプレイについて作戦を練リ出していた。

このままでは翌朝には花桜梨に精力を全て吸い尽くされてしまいそうな気がしてならない。

そうならない為には、やっぱり主導権は俺が握った方が良さそうだ。

ところが・・・。

部屋に戻るや否や、花桜梨は俺に抱きついてきた。

俺が体勢を崩して床に倒れ込むと、その上から圧し掛かるようにして彼女に唇を奪われる。

花桜梨は相変わらずキスが上手い。

重ねた唇の間に差し込むようにして自分の舌を絡ませてくる濃厚なディープキスだ。

花桜梨の柔らかな身体の感触と温かい体温を直に受けながら、俺も夢中でキスに応じようと舌を絡める。

お互いの唾液を舌伝いに交換してすすり合いながら、俺と花桜梨は絨毯の上で激しく求め合った。

 

「んッ・・・はぁ・・・。好き・・・大好き・・・。」

「俺もだよ、花桜梨・・・。ほら、ベッドに行こうか・・・。」

 

惜しい気はするが、一度唇を離すとゆっくりと花桜梨を抱き抱えた。

俺に抱き抱えられながらベッドに向かう途中、彼女は可笑しそうに呟いてきた。

 

「こうやって優しくされるのって何だか久し振りのような気がする・・・。」

「えっ?俺ってそんなに花桜梨に冷たくしていた?」

「ふふ、そうじゃなくって・・・。普段は私があなたに責められっぱなしでしょう?」

「まあね・・・。それじゃあ、これからは息抜き代わり・・・と言ったら変だけどたまには普通のエッチもしようか。」

「うん♪・・・今夜は思いっきりあなたに甘えちゃおうかな・・・。」

 

そう言うと、花桜梨は仔猫の様に自分の顔を俺の胸にくっつけた。

ベッドに花桜梨を寝かせてから、俺はゆっくりと彼女の上に覆い被さってそのまま唇を重ねた。

唇を割って舌を差し入れると、花桜梨も自分の舌を絡めて吸いついてくる。

 

「・・・んん・・・・はぁ・・・。・・・ねぇ、早く来て・・・。」

「ちょっと待って、その前に・・・。」

 

花桜梨の胸に右手を置いて、ゆっくりと撫でてみた。すべすべした肌の感触と胸の柔らかく弾力性に富んだ質感が感じられる。

もっと・・・もっと花桜梨の胸を触っていたい・・・。

そんな感覚に駆られて、俺は左手も使って花桜梨の胸を優しく揉みしだいた。

手の動きに合わせていやらしく形を変える乳房に俺はますます興奮してしまう。

 

「・・・あッ・・・!はぁ・・・んっ・・・!」

「花桜梨・・・・、こんなに俺を興奮させるなんて・・・・本当にえっちな身体だね・・・。」

 

ちょっと胸を揉む手に力を入れてみる。

更に、両手で花桜梨の胸を弄びながら、硬く尖りきっているピンク色の乳首を舌で転がした。

 

「ひゃうっ・・・!そこ・・・ダメっ・・感じ・・ちゃうよ・・・!」

「なら・・・ココはどうかな?」

 

花桜梨の乳首への責めを一旦止めてから、今度は左手を彼女の下腹部に伸ばしていく。

茂みを掻き分けてそのまま割れ目に指を這わせると、愛液で濡れているのがすぐに分かった。

敏感な部分を探りだしてから、そこを集中的に弄繰り回す。

 

「あんっ・・・!いいっ・・・気持ちいいよぉ・・・!」

「こんなに濡らして・・・、本当にエッチだなぁ。」

「あなたに・・・あんっ!・・して・・・ああんっ!もらうのが・・・・いいの・・・!」

 

再び花桜梨の乳首を口に含んで舌で転がす。時折、勢いよく吸いたてると花桜梨は一層息を荒くして嬌声を上げてきた。

俺の方もさっき射精したばかりだというのに、既に元気を取り戻していた。

早く花桜梨の中に挿れたいという欲望を辛うじて抑えると、俺は彼女の秘部に中指と人差し指をあてがった。

 

「ほら、花桜梨のココはもうよだれを垂らしておねだりしているよ。」

「はぁ・・・はぁ・・・、もう焦らさないで・・・。早くあなたのが欲しいの・・・。」

「そう言われると、もうちょっと焦らせたくなっちゃうんだよなぁ。」

 

花桜梨の喘ぐ姿を見ながら、俺は指を二本まとめて彼女の秘部に挿入してみる。

すると、大量に分泌されている愛液のせいで、指はスムーズに花桜梨の中に入り込んでいった。

 

ずにゅっ!にゅぷぷぷ・・・!

「ひうっ!!・・・そ、そんな・・・指だなんて・・・。」

「花桜梨、一度に二本も指が入ったよ。まだまだ入りそうだね。」

「はあぁ・・・、指は・・・もういいから・・・。ね・・・え・・・?早くぅ・・・。」

 

俺は花桜梨のおねだりを無視して、挿入している二本の指を更に奥深くへと突き進めた。

じゅぷっ、ずぷぷぷ・・・!

彼女のそこは何の抵抗も無く俺の指を呑み込んでいく。

温かくて・・・濡れてて・・・指を優しく締め付けてくる花桜梨の膣[なか]はとても卑猥で・・・神秘的だった。

俺は夢中で花桜梨の秘部を指で責め立てているうちに、かなり激しく指を動かしていた。

 

「あうっ・・・!!そんなに・・・んんっ!激しくしないで・・・はぁん・・・ッ!もっと優しく・・・。」

「・・・!ごめん、花桜梨。ちょっと乱暴にしちゃったね。」

「はぁ・・・はぁ・・・、女の子の身体はデリケートなんだから・・・優しくしてくれなきゃダメだよ・・・。」

 

花桜梨はそう言って肩で息をしながらも、俺にあまり気を使わせないように健気に微笑んだ。

彼女が息をする度にその大きな胸が上下するのだが、その様子が何だか誘っているようで魅惑的だと思った。

・・・・そろそろ、いいかな・・・。

 

「花桜梨、そろそろ・・・。」

「うん・・・、もう我慢出来ないよ・・・。」

 

花桜梨は両足を開いて俺を迎え入れる体勢を取ると、上気して紅くなった顔で俺の顔を見つめた。

愛液がトロトロと溢れ出している彼女のその部分が晒される。見つめていると吸い込まれそうなくらいに淫美だ。

俺はいきり立っているペニスの先端を花桜梨の膣口にゆっくりとあてがうと、花桜梨の両足を両手で抱え込んだ。

 

「花桜梨、行くよ。」

「来てっ!早くあなたのおちんちんを挿れてっ!」

 

ちょっと先端が触れただけなのだが、それだけでも花桜梨は我を忘れたかのように大胆な事を叫ぶ。

よっぽど焦らされたことが辛いらしい。

普段の理知的で静かな印象からは想像もつかないような彼女の淫乱ぶりは、俺自身も今でも時折驚かされるものだった。

俺は狙いを定めると、一気に腰を沈めて花桜梨の胎内奥深くを貫いた。

 

「それっ・・・!」

ぐぷっ!ずぶぶぶっ!!

「ふああっ!はぁ・・・ッ・・・!いいっ・・・!大きいっ・・・!」

 

花桜梨は綺麗な瞳を快感に潤ませて、もっと強い快感を得ようと自分から腰を動かしてくる。

俺も花桜梨の腰に合わせて、何度も何度も花桜梨の膣内を突きまくった。

 

ずっ!ずぷっ!ずぶっ!ぐぶっ!ずちゅっ!ずぶっ!

「あん!ああん!いいっ・・・!もっと・・・もっと奥まで・・・!ああんっ!はあぁん・・・っ!!」

「花桜梨!花桜梨っ!」

 

ペニスが花桜梨の膣内を出入りする度に、じゅぷじゅぷとお互いの性器が擦れ合う卑猥な音が結合部から鳴り響く。

・・・・うう!やばい、さっきのマッサージプレイの後ってのもあるけど、気持ち良すぎだ・・・!

 

「はあぁん!ああんっ!この・・・はぁん!大きくて硬いのが・・・あんッ・・!いいのぉ!ふあぁ・・・!ああんっ!!」

「花桜梨は本当にちんぽが好きだなぁ。クラスのみんなが知ったらどう思うかな?」

「あん!い・・・言わないでぇ・・・!やん!気持ちいいから・・・ああん!我慢・・出来ないの・・・!」

 

花桜梨は俺になじられるとますます興奮したように腰を激しく動かして、貪欲に快楽を貪り始めた。

結合部から発せられる卑猥な音もますます大きくなり、シーツには愛液による染みが出来始めていた。

花桜梨の腰の動きも加わって、このまま勢いよく突きまくっていたらあっと言う間に果ててしまいそうだった。

・・・・まだまだイク訳には・・・!我慢だ我慢〜!

こうやって普通にエッチした場合、俺はいつも最初の一発目は花桜梨の膣内[なか]であっと言う間にイカされてしまうことがほとんどだ。

その為、最初にフェラでイカせてもらってから挿入・・・というパターンにしていたのだが・・・。

今回は既に花桜梨のパイズリでイッたのにも関わらず、俺は二回目の射精の衝動に駆られていた。

・・・・しょうがない、ここは一旦・・・!

俺はある程度まで腰を動かしてから、ぴたりと花桜梨への責めを止めた。

花桜梨の秘部からペニスを引き抜くと、先端で膣口やクリトリスを擦るようにして焦らせる。

当然、花桜梨は不意に快感を奪われた事にむずがゆそうにして声をかけてきた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・、どうしたの・・・?早く動かして・・・、あなたのおちんちんでもっと突いてっ・・・!」

「ダメだよ、えっちな花桜梨には我慢が必要だからね。」

「そんな意地悪なコト言わないで・・・、お願い・・・して・・・。」

 

花桜梨は快感の余韻で目元をとろんとさせながら、甘い声でおねだりをしてきた。

・・・・か、かわいい。・・・かわいすぎる・・・!

思わず『任せろ!』と叫んで再び腰の動きを再開させたくなったが、そこを何とか我慢する。

 

「そんなにして欲しい?」

「うん・・・。」

「それなら・・・これでどうかな?」

「あっ・・・!」

 

俺は今まで正常位だった体位を騎乗位に変えた。

自分の目の前で花桜梨の87cmのバストが揺れていて、なかなかの絶景だ。

花桜梨を上に跨らせたまま、両手を彼女の胸に伸ばしてじっくりと揉んでみる。

 

「あんっ!ダメ・・・っ、私・・・そこ・・・はぁん・・・!弱いから・・・っ!」

「じゃあ止めようか?」

「いやっ!止めないで・・・、乳首も・・・・あん!・・・ふあぁ・・・、苛めて欲しいの・・・。」

「ダメだと言ったり、止めるなと言ったり・・・・花桜梨はわがままだなあ。」

 

硬く尖りきった乳首をくりくりと捻りまわすと、花桜梨はますます声を上げて喘ぎまくる。

ただ喘ぐだけじゃなく、自分の方から俺のペニスを持って秘部にあてがうと、ゆっくりと腰を沈めた。

俺も少しは落ち着いたし、しばらくは我慢できそうだ。

 

ずんっ!ずんっ!ぐぷっ!ぐぶっ!

「ううっん・・・!はあぁん!いいっ・・・!いいのぉっ!奥まで届いてるぅ・・・!気持ちいいっ!!」

「花桜梨、そんなに腰を動かして・・・・本当に淫乱だなぁ。」

「はああぁん・・・!あなたも・・・動いて・・・あん!ああんっ!!」

 

花桜梨が腰を浮かせると同時に俺も彼女の胸を掴んでいる手に力を込める。

ふにふにと形を変える乳房の感触を楽しみながらも、俺は花桜梨の媚肉の締め付けを必死で堪えていた。

花桜梨の大きくて形の良いバストを揉みながら、俺も彼女の腰の動きに合わせて突き上げる。

きらきらと輝く汗の雫が上下に身体を動かしている花桜梨の肌から飛んできた。

下手なスポーツよりも、よっぽど充実した運動をしているような気がすると俺はめくるめく快感の中でそう思った。

 

ずぶっ!ずぷっ!ずちゅ!じゅぶ!じゅぶ!

「あんっ!あん!ああんっ!私・・・イクっ!イッちゃうよ・・・!はぁ・・・っ!あん!あなたも・・・一緒に・・・はぁんっ!」

「・・・っ!花桜梨・・・!」

 

・・・あ・・!もうダメだ・・・!

俺はラストスパートをかける事にして、一気呵成に彼女の胎内を突き上げる。

花桜梨もエクスタシーに達する寸前のようだ。

 

ぱん!ぱん!ぱん!ぱんっ!!

ずぷっ!ぐぷっ!ずちょ!ずちゅっ!じゅぶ!じゅぷぷっ!!

「花桜梨!花桜梨っ!!」

「あんあんあんっ!!ああぁん!・・・イクっ!イクぅぅぅっ!!」

 

花桜梨が全身をがくがくと震わせながらエクスタシーに達した。

俺は媚肉の締め付けに最後の力で耐えると、ぐったりと脱力した花桜梨から急いで限界寸前のペニスを引き抜く。

それを花桜梨の口の中に突っ込むと、彼女の頭を持って何度か腰を動かした。

花桜梨は一瞬苦しそうな顔を浮かべたが、すぐにいつも通りに吸い込みを始めて俺の射精を手伝ってくれた。

 

「・・・・だ、射精[だ]すよ!!」

どびゅ!どびゅっ!どぴゅぴゅっ・・・!

「・・・・ふぅぅ・・・んっ・・・!」

・・・・ごくん。

 

花桜梨の口内に欲情の全てを放ち終えてから、俺はゆっくりと自分のモノを抜き去った。

それまで頬を膨らませながら俺の精液を受け止めていたが、俺の射精が終わると白い喉を鳴らせて口の中の精液を飲み干してくれた。

射精の余韻に浸りつつ、唾液と愛液まみれのモノを拭こうとして枕元に置いてあったティッシュの箱に手を伸ばそうとすると・・・。

花桜梨はそれを制して俺の股間へ顔を近づけながらこう言った。

 

「待って・・・私がきれいにしてあげる・・・。」

「え?」

「あむっ・・・、ちゅっ、ちゅるっ・・・ちゅう・・・。」

 

・・・・ああ、最高だ・・・。

花桜梨に半萎えのモノを口できれいにしてもらいながら、俺は感謝の気持ちを込めて彼女の頭をなでなでしてあげた。

すると、彼女は可憐な口に俺のモノを咥えながら嬉しそうに上目遣いで見上げてきた。

しかし、すぐにせっせと唇奉仕を再会してくれる。夢中で俺のモノをしゃぶり続ける花桜梨が可愛くて仕方がない。

花桜梨のフェラは舌先で尿道を突付くようにして刺激を与えながら、亀頭をねっとりと包み込むような舐め方をしてくる。

・・・・まるで仔猫みたいだなぁ、花桜梨は・・・。

このまま奉仕を受け続けていたら、すぐにでも俺のモノは元気を取り戻しそうだ。

 

「花桜梨、今日はありがとう。」

「・・・・ふぇ?ひうひ・・・ほうひはほ・・・?(・・・え?急に・・・どうしたの・・・?)」

「・・・あはは、もう口から放していいよ。」

「・・・・ふう・・・。急にどうしたの?」

 

口からペニスを離して花桜梨がもう一度訊いてきたが、俺はあえてその問い掛けには答えずに、再び彼女の頭を撫でてあげた。

手に伝わってくる柔らかな彼女の髪の手触りが心地いい。洗い立ての髪からシャンプーのいい香りが俺の鼻孔をくすぐる。

しばらくの間、花桜梨はきょとんとしていたが・・・・。

 

「・・・良く分からないけど、どう致しまして・・・。」

「よーし、今夜は倒れるまで頑張るぞ!」

「うふふ、嬉しいな・・・♪」

 

俺は花桜梨をぎゅっと抱きしめると、そのままベッドに押し倒した。

彼女の顔を見ると、期待に胸を膨らませてわくわくしているといった感じの表情だ。そんな花桜梨の表情が俺の心に再び火を付ける。

さて、これからまだまだ三回戦、四回戦と頑張らなければならない。花桜梨を満足させるためにも気合を入れていきたいと思う。

・・・けど、明日一日は腰をしっかりと休ませないとなぁ・・・。

こうして、俺と花桜梨の夜は更けていくのであった・・・。

 

【第五話・After Story...完】

あとがき

毎度どうも、ATFです。ここまで読んで下さって誠にありがとうございます。

知人のリクエストで、第五話の後の展開を書いた話を作ってみました。久し振りに純愛モノを書いたような・・・そんな感じです。

鬼畜モノと純愛モノの切り替えがなかなか出来ずに、ちょっとお見苦しい点があるかもしれませんがご容赦下さいませ。

これからもどうかよろしくお願い致します。それでは、また・・・。



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